2021-04

おうちで映像・音響室の資料を見てみよう!

昭和館では、4月29日から5月8日までゴールデンウィーク特別企画として、映像・音響室が所蔵する資料から順次クイズを出題いたします。ご自宅で推測して答えを考えてみてださい。
※解答は出題の翌日、追記で掲載します。


012025
(米国立公文書館蔵)

この写真は、昭和23年(1948)9月9日に撮影されたものです。
駅に停車中の超満員の列車、かろうじて車体にしがみついている乗客も見られます。何日も登山できそうな、大きなリュックを背負っている人が目立ちますが、いったい何を目的にどこへ向かう人びとでしょうか。



(4月30日、解答を追記しました)
農村へ食糧の調達に向かう人びとが写しだされています。
戦時中の物資や食糧の不足は、田畑の荒廃や労働力不足などの影響により、戦後ますますその度合いを増しました。特に食糧不足は絶望的で、海外からの引揚げ者の増加も拍車をかけました。
わずかな米やイモの配給だけではとうてい間に合わず、食糧を求めて都市の住民が農村地帯へと押し寄せ、こうした人びとを運ぶ列車を「買い出し列車」と呼びました。
こちらの写真は米国立公文書館から入手したもので、岩手県内で撮影されたものと記録されています。しかし、どの路線のどこの駅で撮影されたものかは、詳細が不詳となっています。情報をお持ちの方やお気づきの点がありましたら、お寄せいただけますと幸いです。

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昭和館 懐かしのニュースシアター

令和3年4月24日(土)~ 令和3年4月30日(金)上映
https://www.showakan.go.jp/floor/1f/index.html


―・・―・・―・・― 上  映  作  品 ―・・―・・―・・―

1 朝日世界ニュース 276号 昭和14年(1939)4月27日公開 上映時間9分1秒
   聖上陛下畏くも英霊に御親拝(東京)
   トピック
    フランス大統領英国訪問(イギリス)
    関門鉄道豆トンネル遂に貫通(九州)
   伊国皇帝陛下 親しく勅語を賜う(イタリー)
   陣中だより
   蘆山の残敵掃滅 我軍拈嶺を占領

   朝日世界ニュース 276号

2 日本ニュース 99号 昭和17年(1942)4月28日公開 上映時間9分20秒
   畏し両陛下 靖国神社御親拝
   凱歌高し印度洋(※ 途中音声が途切れる部分があります)

   日本ニュース 99号

3 新日本ニュース 15号 昭和21年(1946)4月25日公開 上映時間8分3秒
   メーデー近づく(東京)
   時の話題
    水上防疫船
    飛騨高山の春祭り
    噴煙つづく桜島
   みなさんの声
    鳩山総裁 問題の著書 ~長野市 水田治さん~
    民主政治は何処へ
     幣原内閣 居据りを策す
     保守政権へ熾烈な労働攻勢

   新日本ニュース 15号

4 読売国際ニュース 109号 昭和26年(1951)4月24日公開 上映時間6分25秒
   講和促進の三首脳会談
   風変りなボート・レース(フロリダ)
   浮上った第三図南丸(和歌山・兵庫)
   ビル建築時代
   さよならマッカーサー元帥

   読売国際ニュース 109号

5 特別企画展「丈夫なからだで病を防げ! ~健康づくりと感染症予防~ 」
   関連ニュース映像

6 昭和館制作のオーラルヒストリー 令和元年度制作 上映時間14分17秒
   「父を想う陰膳 ~高橋亮子さんの体験談~」

―・・―・・―・・― お  し  ら  せ ―・・―・・―・・―
新型コロナウィルス感染防止のため、入館に際しての諸注意がございます。昭和館ホームページをご確認のうえ、ご来場くださいますようお願い致します。
https://www.showakan.go.jp/

昭和館オーラルヒストリー YouTube公開開始

YouTube昭和館チャンネルにて、昭和館が製作したオーラルヒストリー(証言映像)の公開をはじめました。
今後も順次公開数を増やしていく予定です。戦中・戦後を体験した方々の労苦や、当時ならではの貴重なエピソードをぜひご視聴ください。

視聴はこちらから 【新規公開!】オーラルヒストリー(証言映像)

【追悼 小崎登明さん】

【追悼 小崎登明さん】

昭和館図書室では小崎登明さんの本を紹介しています。

昭和3年(1928)、朝鮮半島生まれ。16年に母の故郷・長崎に戻り、17歳のとき、少年工員として働いていた三菱兵器住吉トンネル工場で被爆。自宅にいた母を亡くし孤児となります。
その後、カトリック修道士の道へ進み、長年にわたり自らの被爆体験を伝える語り部として活動しました。
本書には、小崎さんの平和への思いと原爆投下前後の経緯が綴られています。

060007136『21世紀を生きる人たちへ』(319.8/N21)
追悼 小崎登明さん


写真展「マンガ 『風太郎不戦日記』を通して知る戦時下のくらし」

写真展「マンガ 『風太郎不戦日記』を通して知る戦時下のくらし」

昭和館2階ひろばでは、5月9日(日)まで、
写真展「マンガ 『風太郎不戦日記』を通して知る戦時下のくらし」を開催しています。

 昭和館写真展_「マンガ 『風太郎不戦日記』を通して知る戦時下のくらし」チラシ_表        昭和館写真展_「マンガ 『風太郎不戦日記』を通して知る戦時下のくらし」チラシ_裏

会期:令和3年3月20日(土)~5月9日(日)
会場:昭和館2階ひろば(屋外)
開館時間:10:00~17:30(入館は17:00まで)
休館日:月曜日(5月3日は開館・5月6日は休館)
協力:講談社
後援:千代田区 千代田区教育委員会

この写真展では『風太郎不戦日記』(原作:山田風太郎・漫画:勝田文)を通して、昭和館の所蔵写真から戦時下のくらしご紹介するとともに、展示の後半では「男子学生の青春」と称して、青春時代を戦争に翻弄された男子学生たちの姿を捉えた写真も展示しています。

その中から一枚をご紹介します。

勤労動員
勤労動員先で作業する学生たち 岡山県玉野市 昭和19~20年(1944~45)

先日まで、昭和館周辺の各大学や武道館では入学式が挙行され、晴れ着姿の学生さんにもたくさんご来場いただきました。当時は大学生だった山田風太郎、同世代のみなさんにもご観覧いただければ幸いです。


また、写真展開催中、5階ギャラリーでは「山田風太郎の八月十五日」と称して、
『風太郎不戦日記』の複製原画展を同時開催しています。

勝田文さんが描く終戦時の山田風太郎をご覧いただけます。


写真展会場(2階ひろば)、5階ギャラリーともに入場無料となっています。
写真展・複製原画展の詳細につきましては、昭和館のホームページをご覧ください。

近隣へお越しの際はお立ち寄りください。


【追悼 東野利夫さん】

【追悼 東野利夫さん】

昭和館図書室では東野利夫さんの本を紹介しています。

大正15年(1926)、福岡市生まれ。 昭和20年(1945)5~6月、当時九州帝国大(現・九州大)の医学生だった東野さんは、日本軍の捕虜になった米兵8人の生体実験に立ち会いました。米兵は全員死亡し、東野さんはこの「九大生体解剖事件」の最後の証人として、福岡市内で産婦人科医院を営みながら、体験を語り伝えました。本書では東野さんが感じた、この事件の歴史的教訓について述べられています。

000061959『戦争・731と大学・医科大学 』(210.75/J92/2)
追悼 東野利夫さん

【追悼 榎そのさん】

【追悼 榎そのさん】

昭和館図書室では榎そのさんの本を紹介しています。

昭和2年(1927)、東京生まれ。
昭和20年(1945)5月の空襲で家を失い、父の居る北海道小樽市に避難しました。
戦後は、漫画家として60年以上にわたり雑誌や新聞に連載を持ち、社会時評や歌舞伎などをテーマに数多くの作品を発表しました。
本書では、玉音放送直後、17歳だった榎さんが取った行動が、自筆のイラストとともに紹介されています。

060002632『私の八月十五日』(726/W47)
追悼 榎そのさん

昭和館 懐かしのニュースシアター

令和3年4月17日(土)~ 令和3年4月23日(金)上映
https://www.showakan.go.jp/floor/1f/index.html


―・・―・・―・・― 上  映  作  品 ―・・―・・―・・―

1 朝日世界ニュース 275号 昭和14年(1939)4月20日公開 上映時間9分52秒
   礼送艦ア(※アストリア)号入港 齋藤大使の英霊還る(横浜・東京)
   大黄河決潰口の難工事着々進捗
   トピック
    床し我が荒鷲 撃墜ソ連鳥人を弔う(漢口)
    無敵テニス王ドン・バッジ 遂にフレッド・ペリーに敗れる(アメリカ)
    戦慄のスピード・ボブスレー大会(ガルミッシュ パルテンキルヘン)
   風雲の欧洲(イギリス・メーメル)

   朝日世界ニュース 275号

2 日本ニュース 98号 昭和17年(1942)4月21日公開 上映時間11分11秒
   ポートモレスビー大爆撃(※ 途中音声が途切れる部分があります)
   建設進むグアム島(※ 途中音声が途切れる部分があります)
   ビルマ 英将軍撃破
   バタアン半島 敵軍降伏(※ 途中音声が途切れる部分があります)

   日本ニュース 98号

3 新日本ニュース 14号 昭和21年(1946)4月18日公開 上映時間8分33秒
   民主化を決する日 総選挙
   みなさんの声
    新教科書でき上がる(福岡)
    高射砲の残がいと遊ぶ子供たち(東京)
   時の話題
    ジープも武装して -米陸軍記念日
   子供達に笑ひを
    復活した早慶野球戦
   幣原内閣打倒 人民大会開く(東京)

   新日本ニュース 14号

4 読売国際ニュース 108号 昭和26年(1951)4月17日公開 上映時間7分37秒
   マッカーサー元帥解任
   リッジウェイ中将着任(東京・朝鮮)
   落下傘部隊降下 -朝鮮戦線-
   鳴門の大渦
   通りゃんせ、通りゃんせ(東京・埼玉)
   花と選挙
   婦人の日

   読売国際ニュース 108号

5 特別企画展「丈夫なからだで病を防げ! ~健康づくりと感染症予防~ 」
   関連ニュース映像

―・・―・・―・・― お  し  ら  せ ―・・―・・―・・―
新型コロナウィルス感染防止のため、入館に際しての諸注意がございます。昭和館ホームページをご確認のうえ、ご来場くださいますようお願い致します。
https://www.showakan.go.jp/

【追悼 橋田壽賀子さん】

【追悼 橋田壽賀子さん】

昭和館図書室では橋田壽賀子さんの本を紹介しています。

大正14年(1925)、京城(現・大韓民国ソウル)生まれ。帰国後は大阪で育ち、昭和20年(1945)、大阪海軍経理部に勤務。玉音放送直後から三日三晩、書類を燃やし続けるという体験をしました。
昭和24年(1949)、松竹に初の女性脚本家として入社。自身の体験から、「戦争と平和」というテーマを生涯追い続け、テレビドラマ史上最高視聴率を記録した「おしん」など、数々の名脚本を手掛けました。

060008280『人生ムダなことはひとつもなかった』(912/H37)
追悼 橋田壽賀子さん


【追悼 祖父江逸郎さん】

【追悼 祖父江逸郎さん】

昭和館図書室では祖父江逸郎さんの本を紹介しています。

大正10年(1921)、名古屋市生まれ。
昭和18年(1943)に名古屋帝国大学(現・名古屋大学)医学部を卒業。海軍軍医学校での訓練を経て軍医中尉となり、戦艦「大和」に乗艦しました。その後、広島県江田島の海軍兵学校大原分校に転勤。20年8月6日の原爆投下の3日後には、広島市内で現地調査を行いました。
本書では当時世界最大であった、戦艦「大和」の軍医という立場から見た戦争の姿を伝えています。

000057339 『軍医が見た戦艦大和』(391.2/So24)
追悼 祖父江逸郎さん

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