特別企画展「SF・冒険・レトロフューチャー~ぼくたちの夢とあこがれ~」《特別企画展レポート》
#昭和館 #樺島勝一
《特別企画展レポート》第2回目
昭和館特別企画展「SF・冒険・レトロフューチャー~ぼくたちの夢とあこがれ~」は、戦中・戦後の少年文化をテーマにした展覧会です。今回は太平洋戦争中の挿絵について、資料を紹介します。
太平洋戦争が始まった昭和16年以降、少年雑誌には軍艦や戦闘機などを扱った小説や口絵が多く登場します。当時の世相が少年文化にも色濃く反映されていたことを示しています。

今回展示している樺島勝一「敵艦隊撃滅」(『少年倶楽部』昭和19年)の挿絵原画には、海軍省による検閲印と修正跡が残っています。「敵艦隊撃滅」は昭和17年の南太平洋海戦をモチーフにした戦記小説で、多くの軍艦が登場します。しかし、実在している軍艦を精密に描いてしまうと軍機に触れてしまうため、樺島は苦慮しながら挿絵を描いていたことがわかります。
次回は小松崎茂が活躍した雑誌『機械化』について紹介します。
《特別企画展レポート》第2回目
昭和館特別企画展「SF・冒険・レトロフューチャー~ぼくたちの夢とあこがれ~」は、戦中・戦後の少年文化をテーマにした展覧会です。今回は太平洋戦争中の挿絵について、資料を紹介します。
太平洋戦争が始まった昭和16年以降、少年雑誌には軍艦や戦闘機などを扱った小説や口絵が多く登場します。当時の世相が少年文化にも色濃く反映されていたことを示しています。

今回展示している樺島勝一「敵艦隊撃滅」(『少年倶楽部』昭和19年)の挿絵原画には、海軍省による検閲印と修正跡が残っています。「敵艦隊撃滅」は昭和17年の南太平洋海戦をモチーフにした戦記小説で、多くの軍艦が登場します。しかし、実在している軍艦を精密に描いてしまうと軍機に触れてしまうため、樺島は苦慮しながら挿絵を描いていたことがわかります。
次回は小松崎茂が活躍した雑誌『機械化』について紹介します。
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